神戸市は6日、神鋼記念病院(同市中央区)の循環器内科に勤務する40代の男性医師と20代の男性研修医、医師と同居する40代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。兵庫県も同日、芦屋市の40代男性の感染を確認。県内の感染確認は3日連続で感染者の累計は716人になった。
神戸市によると、医師と女性は6月27日夜、既に感染が判明している同市立垂水中学校(同市垂水区)の30代男性教諭ら計5人で市内の飲食店で会食。この店で感染が広がったとみられる。
男性医師は軽いせきやたんの症状があり、接触した職員ら60人のPCR検査を行ったところ研修医の感染も分かった。同病院は循環器内科の入退院と新規外来患者の受け入れ、循環器疾患の救急受け入れを1週間停止し、研修医12人と指導医3人を自宅待機とした。
一方、尼崎市は4日に感染が確認された20代の女性看護師が勤務する、はくほう会セントラル病院(尼崎市)の医療関係者や患者計88人のPCR検査を行い、全員が陰性だったと発表した。