2026年3月19日木曜日

 

2026年 春の花粉飛散予測
スギ花粉は減少へ かわってヒノキ花粉が増加中 ピークは3月下旬から4月上旬

■3月下旬から4月上旬は九州から関東の広い範囲でヒノキ花粉のピーク
■今シーズンは花粉飛散のペースが速い 折り返し地点は過ぎたとみられる
■北海道のシラカバ花粉は例年より早く4月中旬に飛散開始の見込み

スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク時期

スギ・ヒノキ花粉の飛散ピーク時期

スギ花粉の飛散は、福岡、広島、大阪では、3月半ばまでにピークを過ぎ、飛散は減少してきています。高松、名古屋、金沢、東京でも、3月中旬までで、おおむねピークを終える見込みです。一方、仙台では飛散のピークが続き、ピークを越えるのは3月末ごろでしょう。
かわって、ヒノキ花粉が、九州から東北南部のところどころで飛散開始し、飛散量は増加中です(3月18日現在)。3月下旬から4月上旬には広い範囲でヒノキ花粉のピークとなるでしょう。ピークの期間は5日から2週間ほどの見込みです。

スギ・ヒノキ花粉の飛散が終息に向かうのは4月中旬以降でしょう。その後も大型連休ごろまでは、例年同様、花粉の飛ぶ所がある見込みです。風が強い日などは、飛散量が多くなることもあります。ピークを過ぎてもしばらくは、花粉情報や気象情報を確認して、対策を行いましょう。

東京都千代田区のスギ・ヒノキ花粉の飛散状況(日本気象協会観測)

東京都千代田区のスギ・ヒノキ花粉の飛散状況(日本気象協会観測)

図は、東京都千代田区(日本気象協会観測)で1cm2に観測された花粉の数を累計したグラフです。今年(オレンジ色)と過去3年(2025年、2024年、2023年)を示しています。

東京都千代田区では、今年のスギ花粉は、例年並みの2月14日に飛散開始しました。その後、2月下旬に4月並みの暖かさとなり、スギ花粉は急増して例年より早くピークの時期を迎え、3月上旬にかけて、晴れた日には極めて多くの花粉が観測されました。3月中旬になると、スギ花粉は徐々に減少し、ピークの時期は過ぎつつあります。
一方、ヒノキ花粉は、わずかに飛び始めています。まもなく飛散開始となり、3月下旬から4月上旬は、晴れて暖かい日や風が強い日は、極めて多くの花粉が飛ぶ見込みです。
日本気象協会の予測では、東京都千代田区の今年の総飛散量は6500個/cm²で、3月16日までの累計で、総飛散量(予測)の60%がすでに飛散しました。花粉シーズンも、折り返し地点を過ぎたと言えそうです。

シラカバ花粉の飛散開始時期(北海道)

北海道のシラカバ花粉は、4月中旬に飛散開始となるでしょう。北海道では今年3月から5月の気温は平年より高く、とくに3月下旬から4月上旬は、かなり高くなる見込みです。このためシラカバ花粉の飛散開始は、例年より早いでしょう。大型連休にかけて花粉の飛散は増加し、今シーズンを通した花粉の飛散量は、例年より非常に多くなる見込みです。

日本気象協会の花粉飛散予測とは

日本気象協会は1990年からスギ花粉の飛散予測を発表しています。日本気象協会の花粉飛散予測は、前シーズンの花粉飛散結果と気象観測データ、および雄花花芽の現地調査の結果などをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報をふまえて予測しています。

【花粉の種類について】
飛散量予測の対象とする花粉の種類は、九州から東北はスギ・ヒノキ、北海道はシラカバです。

【言葉の説明】
飛散開始日:1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を2日連続して観測した最初の日
例年   :過去10年(2016~2025年)の平均値
平年   :過去30年(1991~2020年)の平均値