2020年2月27日木曜日

新型インフル薬、投与方針…重症化防ぐ効果

  • 20/02/22
  • 記事:読売新聞
  • 提供:読売新聞
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 政府は21日、新型コロナウイルスの感染者を対象に、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)の投与を推奨する方針を固めた。試験投与したところ、軽症の患者や無症状の感染者で効果が確認されたという。加藤厚生労働相は近く、製薬会社に増産を求める。
 「アビガン」は富士フイルムグループの製薬会社が開発し、新型インフル治療薬として国内で製造、備蓄されている。特定のウイルスの増殖を防ぐ効果があり、エボラ出血熱の治療に有効との研究成果も報告されている。
 政府関係者によると、国内の新型コロナウイルスの患者にアビガンを投与した結果、軽症者の重症化や無症状者の発症を防ぐ効果があった。これを踏まえ、安倍首相は21日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、アビガンを活用するよう加藤氏に指示した。