2014年11月16日日曜日

第68回日本臨床眼科学会が2014年11月13日(木)~16日(日)の間、
神戸ポートピアホテル、神戸国際展示場で開催され、毎日出席致しました。
眼科学会の中でも最大規模の学会です。

最新の白内障手術装置CENTURION&LenSx(Alcon)
 沖田 和久 先生(新城眼科医院)、三戸岡 克哉 先生(北戸田駅前みとおか眼科)
 木下 茂 先生(京都府立医大学教授)が講演されました。

CENTURIONで使用するものとして以下の説明がありました。

バランスドチップ:外径0.8mmベベル30、45度。チップ先端とシャフトが同軸になるデザインで
最大振幅幅:192μm、70%Amplitude=約130μm。

NEWイントラピッドスリーブ:
0.9mmチップ用ナノスリーブ;外径1.6mm、推奨切開創1.8mm~
0.9mmチップ用ウルトラスリーブ;外径1.8mm、推奨切開創2.2mm~
スリーブ内に4本の溝を持つ構造
安定した灌流供給(スリーブが変形しにくい)。チップの発熱を低減。

灌流ロック(術中チューブが抜けないで安全)。コードレスフットスイッチ。

進行した白内障に対しても、今までの白内障手術装置に比べ抵抗なく乳化吸引でき、内皮細胞保護が高いため、非常に安全性が高い機械であることがあらためてわかりました。
当院ではバランスドチップ、NEWイントラピッドスリーブ、I/Aチップ、手術メス等は1回使い捨てで毎回清潔、安全な手術をしております。

INTOREPID AutoSert IOLインジェクター:眼内レンズ挿入を自動化した装置
極小切開で挿入可能。ストレッチの軽減により切開創負担の最小化。マニュアルより乱視軽減します。45度の角度で140gの重みを利用して自動挿入が容易に出来ます。
当院では全例INTOREPID AutoSert IOLインジェクターを使用していきます。

フェムト白内障手術装置LenSxは前嚢切開、水晶体の分割、角膜乱視矯正を行う装置です。OCTを使用し切開幅、深度を設定。1分35秒で完了します。日本で9台、世界で780台あるそうです。
将来Verionシステムを使用してCENTURIONと連携ができます。