健康保険証の代わり「資格確認書」75歳以上対象 発行準備進む

まもなく健康保険証の新規発行が停止されるのを前に、12月以降、75歳になる人たちに、保険証の代わりとなる「資格確認書」と呼ばれるカードの発行が進められています。

東京 千代田区にある団体は、都内の75歳以上が加入する「後期高齢者医療制度」の事務を取り扱っています。

ここでは、来週、健康保険証の新規発行が停止されるのを前に、「資格確認書」と呼ばれるカードを発送する準備が進められています。

資格確認書とは、今の保険証と同じく保険医療が受けられるカードで、マイナンバーカードを持っていなかったり、マイナ保険証の利用登録をしていなかったりする人たちに、交付されます。

ただ、今回は移行にあたって、混乱を避けるため、国が、来月から7月までに75歳になる人であれば、例外的にマイナ保険証の有無にかかわらず、交付することを決めたということです。

対象となるのは、来月だけで、都内に1万4000人ほどいるということです。

最近、この団体には「資格確認書が届かないが、12月2日以降、保険証はどうしたらいいか」といった問い合わせが相次いでいるということで、丸田康隆資格保険料課長は、「来月誕生日を迎え、75歳になる人には、『資格確認書』が、届き始めている頃だと思います。それ以外の方にも、順次送付されるので、安心して待っていてほしい」と話していました。